2020.11.13
コンロを新しくリフォームしようとする時、
「ガスコンロにするかIHクッキングヒーターにするか」で悩まれる方も少なくありません。
せっかく新調するのですから、利用する前にどちらのコンロのメリットも知っておきたいところですよね。
IHクッキングヒーターの「IH」とは、インダクション・ヒーティング(電磁誘導加熱)を指し、
磁力線を利用して鍋自体を発熱させる仕組みです。
火を使用しないことが特徴で、調理後はプレートを拭くことで簡単に掃除ができます。
ガス管からガスを噴出させたところに、ハンドルなどを回して生じた電気の火花で着火させる仕組みです。
ガスコンロは、火力の調整が容易で料理に合わせて幅広く用いることが可能です。
・直接火を利用しないので安全
IHクッキングヒーターは、実際に火を使用することはありません。
そのため、火災につながる心配が低くなります。
また鍋やフライパンをコンロから離すと加熱が止まる機能を備えているので、消し忘れの心配もありません。
・プレートを拭けるので清潔な状態に保ちやすい
IHクッキングヒーターは平らなプレートと呼ばれる部分に鍋などを乗せて調理します。
このプレートは、調理後にもサッと拭くだけで掃除ができるので、清潔に保ちやすい構造だと言えます。
またガスコンロの場合は、火を利用するので上昇気流が起き、脂や汚れが壁や換気扇につきやすくなります。
ですがIHクッキングヒーターは、火を使用せず上昇気流も発生しないため汚れにくいというメリットがあります。
・立ち上がりが早く、高火力を有する
IHクッキングヒーターと言うと、どことなく「火力が弱い」というイメージを持たれている方もいます。
ですが実はそんなことはなく加熱する時間も早く、高い火力を出してくれます。
・調理器具を選ばない
IHクッキングヒーターを利用するには、IHに対応した鍋やフライパンでしか調理できません。
対してガスコンロの場合は、鍋やフライパンの種類に関わらず利用することができます。
※ただしオールメタル対応タイプのIHクッキングヒーターは、ほとんどの鍋やフライパンを使用することができます。
・フライパンを振りやすい
料理をする時、フライパンを振って調理することも少なくありません。
ガスコンロの場合は何事もなくフライパンを振ることができますが、
IHクッキングヒーターの場合にはフライパンとIHプレートが接していないと加熱できませんので注意が必要です。
・停電時でも使用できる
ガスコンロは、名前の通りガスを利用して加熱します。
災害時などで停電になった場合にはIHクッキングヒーターは利用できませんが、
ガスコンロは別のライフラインなので停電時にも利用できます。
紹介した通り、IHクッキングヒーターとガスコンロには、それぞれ特徴があります。
IHクッキングヒーターは掃除のお手入れや安全性に優れています。
ですが火の調整などを利用した本格的に料理したいと思われている方には、
ガスコンロのほうが向いていると言えるかもしれません。
コンロのリフォームを検討されている方は、今回の記事を参考にして選んでみてはいかがでしょうか。
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