2019.03.22
マンションと戸建てでは、リフォームをめぐる事情が異なります。
リフォーム面でマンションと戸建てを比較した場合、マンションリフォームの方が小規模なリフォームで、
戸建てより所有者の負担が少なく済むことが多いことから、中古マンションを買ってリフォームをする人が増えてきています。
マンションの場合、リフォームできる範囲が限定されるため、
戸建てに比べてリフォーム費用・期間ともにコンパクトになるケースが多いです。
リフォーム費用の相場については、トイレや洗面台の交換など部分的なリフォームの場合は
100万円未満になることがほとんどです。
しかし、内外装の交換など家全体のリフォームとなると、500万円程度になる場合が多いです。
また、リフォーム期間については、半月から2ヶ月程度で終わるリフォームが一般的です。
マンションリフォームは、子育てがひと段落したり、定年を迎えたりしたタイミングで行う方が増えています。
また、このような方は購入・入居から10~20年経過して、
設備面での老朽化が目立ってくる時期でもあるので、最適なタイミングでリフォームができます。
マンションの場合、部屋面積等の条件は固定されていて、
入居者が変更することはできないため、制約の下でリフォーム内容を決めることになります。
特にキッチンやバスルーム、トイレといった水まわりについては、制限が多くあります。
また、マンションの共有スペースは当然変更できませんし、
使ってはいけない材料等が規約内で指定されていることもあります。
しかし、戸建ての場合は、こうした制限がなく、建物のサイズや構造の変更も、ある程度自由が利きます。
マンションと戸建てのリフォームの違いを簡潔にまとめると、
◆マンションは、リフォームの制約はあるものの、費用・期間が抑えられる
◆戸建ては、費用や期間を要するものの、思い切った増改築が可能
マンションや戸建ての購入を検討されている方は、こうしたリフォームの違いについても把握しておくとよいでしょう。
「中古マンションを購入し、リノベーションをして思い通りの住まいを手に入れる」という選択肢を選ぶ方も増えてきました。
この中古マンションのリノベーションには、次のようなメリットがあります。
◆新築マンション・中古の戸建て住宅より購入費用が少なくて済む
◆中古マンションの購入費用から余った費用をリノベーション費用に回せる
(好みの仕様やデザインを実現しやすくなる)
◆中古マンション市場は物件数が豊富で、選択肢が多い
◆資産価値の目減りをあまり気にしなくてよい
(建設から20年以上経過したマンションは、資産額低下が遅くなる傾向が強い)
もちろん、中古マンションの場合でも制約に反するリノベーションはできません。
また、築年数が古い物件の場合は、電気容量が低く使用できない電化製品がある可能性もあるため、
自分が望む住まいを実現できるのかは事前に確認しておきましょう。
防音性や耐震性についても、マンション管理組合から確認を取っておくことが大事です。
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