2024.02.16
水回りリフォームでは内装仕上げにこだわるよりは、快適な生活に繋がるように「音」に配慮が必要です。
この記事では、見え隠れする配管工事をメインにした水回りリフォームについて解説していきます。
水回りリフォームでは「手入れを簡単にしたい」「設備のグレードアップをしたい」など、設備機器の交換までも検討するでしょう。
また、「トイレを2階にも設けたい」「奥にあるキッチンをリビング側に移動させたい」という水回りリフォームも考えるなら、「配管」について必ず確認しておきましょう。
たとえば、壁付けキッチンからアイランドキッチンへと検討する場合や、洗面化粧台、トイレ、ユニットバスを交換するなら「配管工事」まで必要になることがあります。
これは内装リフォームでは必要にならないことが多く、あまり触れられない部分になるので把握しきれない方が多いはずです。
水回りについては便利さを求めながらも、それ以外の注意点もあるので、そこを次から紹介していきます。
水回りリフォームを施して使いやすくなったとしても、設備を移動させたことにより排水音の問題が生じてしまうこともあります。
トイレで用を足せば水を流すでしょうし、朝や夜には浴室にてシャワーを使うこともあれば、キッチンのシンクでは毎日洗い物をするでしょう。そのたびに、排水時の音が生じます。
たとえば、寝室とトイレは近いほうがいいからと、水回りリフォームにて近くに移動させてしまうと、夜中にトイレに入った音で目が覚めてしまうかもしれません。
ほかにも、ダイニングとトイレが同じフロアにあると、食事中にトイレの音が気になり、不快な気持ちになることも…。
さらに、水回りを2階へ移動させると、1階には天井から排水音が響くこともあります。
壁、床には配管が通るので配慮ができないのは仕方ないのですが、距離感は適度に保つように計画しましょう。
水回りリフォームの際には、劣化した配管工事も同時に行うこともあります。もちろん、移動する際も配管工事が必要です。
キッチン、トイレ、浴室、洗面所などに施工する配管は、工事費もかかる傾向です。この配管工事のコストを安くするなら、水回りを1か所にまとめることがポイントです。
水回りがいろいろな場所に点在すると、それだけ配管工事も複雑になります。また、配管設備は定期的にメンテナンスをしなければなりませんから、その際も効率的に作業ができます。
水回りは、さまざまなモノによる詰まりや漏水がつきものです。業者により原因を調査する際も、1か所にまとめてあるとラクにできるでしょう。
さらに2階より1階にまとめることをおすすめします。理由としては、高齢者は2階に上がるのが大変になり、居住空間も1階に集中するからです。
注意点としては水回りを移動させるなら1階にまとめること。そして、音に配慮することにあります。
どのような配置にすべきかについては、普段の生活面からヒアリングして提案できます。快適な水回りをぜひ、つくってみてはどうでしょう。
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