2020.09.11
前回からの続きで屋根の種類について紹介させていただきます。
トタンとは「亜鉛メッキ鋼板」のことで、その最大のメリットは雨漏りが起こりにくいことです。
しかも軽量・安価だったことから、トタン屋根は急速に普及しました。
しかし、サビが発生しやすく断熱性能が低いというデメリットにより、
高温多湿の日本の気候にはあまり合わずに人気は下降しています。
工事価格は1㎡あたり5000~6000円です。
ステンレスの最大のメリットはさびにくいことです。
そのため、海岸近くの塩害のリスクが高い建物でよく使用されています。
高い耐久性、軽量、耐震性などそのほかにも優れている点はあるのですが、
屋根に使用されるカラーステンレスは表面が塗装されていることから経年劣化を起こしやすいため、
色あせが気になる場合は定期的なメンテナンスが必要になってしまいます。
しかし、ほかの金属屋根よりも高価なので、一般住宅ではあまり使用されていない屋根材です。
銅板屋根は厚さによってその耐用年数が変わる屋根材で、
0.4mmほどの厚みのある銅版を使用するか、下地の施工をしっかり行えば100年以上も持たせられるといいます。
そのため、かつては銅の屋根はメンテナンス不要と考えられていましたが、
銅は経年劣化により緑青への変色が起こることがありますし、
最近は酸性雨により穴があいてしまうこともあるなど、メンテナンスの必要性が出てきました。
また、工事価格が1㎡あたり20000円以上するのもネックとなっていてあまり普及していません。
最近よく外壁で採用されているのが、ガルバリウム鋼板です。
この鋼板は「アルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%」
という割合で構成されているアルミ亜鉛合金メッキ鋼板のことで、最近は屋根材としても使用されています。
アルミニウムの耐食性・加工性・耐熱性・熱反射性の高さというメリットと、
亜鉛の犠牲防食機能というメリットを兼ね備えているので、従来の鋼板よりも機能性が高く人気となっています。
工事価格は1㎡あたり6000~9000円でそれほど高くはありません。
アスファルトシングルは、技術の向上によって製造方法が変化してきた屋根材です。
現在は、不燃布やグラスファイバー(ガラス繊維)にアスファルトをコーティングして製造されています。
表面に傷がつかない工夫として、細かい石粒などで仕上げる製品などもあり、
アメリカでは住宅の80%以上の屋根に使用されている人気の屋根材です。
日本よりも海外で普及していますが、最近は日本の住宅でも採用するところが増加中です。
工事価格は1㎡あたり5000~6000円が相場ですが、施工業者が少ないために人件費が高くつく可能性はあります。
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