2021.02.26
住宅の屋根は、中に住む人を日射や風雨から守ってくれる非常に重要な部位です。
逆に言えば、常に日射による紫外線や風雨の影響を受け続けている部分となりますので、
そこにあるだけで徐々に劣化が進行してしまっているのです。
例えば、住宅で雨漏りが始まった時には、誰でも『突然!』雨漏りが発生した…と考えてしまうものですが、
実際には日常生活上で徐々に屋根の劣化が進行しており、
その劣化に気付けなかったことで雨漏りにまで発展してしまっているというのが真相です。
つまり、普段から屋根の状態を小まめに点検しておき、屋根の劣化症状がまだ小さなうちに補修しておくことで、
雨漏りなどの致命的な劣化を防ぐことができるのです。
そして、屋根というものは、「屋根補修が必要だ!」というサインをしっかりと出してくれているので、
それぞれの劣化サインの意味を知っておくことで、適切なタイミングで屋根補修を行うことができるようになるのです。
まずは日本国内で古くから使用されている瓦屋根の補修サインです。
『瓦』は非常に耐久力が高いということが特長ですので、
瓦屋根はメンテナンスフリーだと勘違いしてしまっている方も多いです。
しかし、瓦屋根には漆喰や木材などの副材も多く使用されており、それらは瓦ほどの耐久力がありません。
つまり、瓦屋根でも定期的なメンテナンスが必須だということです。
以下のような症状が出ている場合、屋根補修が必要だと考えましょう。
屋根の頂上部分にあるのが棟瓦です。
建物の中でも最も高所に位置しますので、地震や強風の影響を受けやすく、歪んでしまうなどの不具合が生じやすいです。
屋根の下から見ただけではなかなか気付きにくいのですが、この棟瓦に歪みが生じていれば屋根補修をする必要があります。
上述したように、瓦は非常に耐久力が高いことが特長です。
基本的にちょっとやそっとの衝撃ではびくともせず、中には100年以上現役で使用できる場合もあるのです。
しかし、そのような瓦でも「絶対に割れない」というわけではなく、
飛来物が衝突した…凍害の影響…などで割れてしまう場合もあります。
瓦の割れは、屋根材全体のズレにもつながりますので、見つけた場合は早急に補修する必要があります。
特に、台風の後などは注意しましょう。
瓦の一部がズレている…外れている…などと言った場合、そこから雨水の侵入を許してしまう恐れがあります。
特に、築年数の経過した瓦屋根の場合、屋根土の上に並べて噛み合わせることで固定力を得ているだけという場合があり、
地震の揺れなどで固定力が緩んでズレてしまう…ということが多いです。
一か所でもズレてしまうと、そこからどんどんズレが広がりますので、できるだけ早く正常な位置に戻す必要があります。
棟瓦には漆喰が施工されています。
漆喰は、屋根のできる隙間を埋めることや、屋根材の固定が主な目的です。
この漆喰は、施工してから空気と反応し、徐々に硬化していくのですが、
10年を経過すると徐々にひび割れが目立つようになります。
それを放置してしまうと、ボロボロになって崩れてしまいます。
屋根の隙間を埋めることが目的ですので、漆喰の劣化は雨漏りを誘発してしまいます。
漆喰の劣化を発見した場合には、できるだけ早く補修しましょう。
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