2023.02.17
家族の介護というのは避けられませんよね。
介護施設で過ごすより自宅で生活したい方が大半だと思います。
玄関や階段などは段差をなくしたりというバリアフリーリフォームが必要となることも多いですが、水回りも改善しておいたほうが良い場所です。
今回は、台所を含めた水回りリフォームについてポイントをご紹介したいと思います。
若いうちは問題なく生活できていた住まいでも、高齢になったり介護が必要になると、住み辛さを感じるようになるケースも多く見られます。
住まいが古くて傷んでくれば、段差や階段などの造りが危険に思えてしまったり、特に台所、トイレ、浴室などの水回り設備については高齢者には使いにくいという意見も多く聞かれています。
介護に備える意味でも、水回りのリフォームは重要といえるでしょう。
トイレはなるべく介護を受ける家族が自分のチカラで利用できるようにしましょう。
高齢になると夜間にトイレに行きたくなって起きることもあるため、寝室の近くにトイレを配置しましょう。
また、手すりがあれば、足腰に負担をかけずに立ち上がったり座ったりできます。
浴室は転倒するなどのトラブルが多い場所です。足腰が弱っても安全に使えるように計画を立てましょう。
介助者が必要なのか、自力でも入浴できるのか、身体の状態によっても必要になるリフォーム内容は異なります。特にすべりにくい床はおすすめです。
濡れてもすべらない床材が選べます。また、床が冷たくならない素材を選んでおけば、ヒートショックなどの健康被害も防ぐことができます。
加えて、浴槽につかるときには浴槽を跨ぐことによる転倒という危険性がありますから、入りやすい浅い浴槽を選ぶように。
台所は使う人の安全性や使いやすさを重視して、必要な設備や収納を考えましょう。キッチンレイアウトについては家族で話し合って進めることも大事です。
調理台やシンクの位置や高さなどは、動線を意識して配置しましょう。
収納棚も物を取り出しやすい位置に収納できる設計を取り入れましょう。リフォームなら造作キッチンも相談可能です。
また、油や水による転倒を防止するために滑りにくい床材を選んだり、もしものときに備えて防火性に優れた壁紙を選んでおきます。
ガスコンロよりはIHクッキングヒーターをおすすめします。
頻度よく使う台所、トイレ、浴室や洗面所などはバリアフリーリフォームにしておきましょう。
安心と快適さを兼ね備えた住まいへと変化させられますから、ぜひ検討してみてください。
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