2020.04.10
浴室のリフォームはそう何度もするものではないので、失敗は避けたいところ。
そのため、事前にしっかりとリフォーム内容を比較・検討し、信頼のできる専門業者に依頼することが大切です。
ここでは、浴室のリフォームにありがちな失敗例と、リフォームに失敗しないためのポイントをご紹介します。
まずは、リフォーム前に知っておきたい、浴室リフォームでありがちな失敗例を見ていきましょう。
浴室全体の機能性やデザインを重視したリフォームをしたとしても、浴槽が小さくなり、
満足に体を伸ばせないとなると、リラックスできる空間にはならないでしょう。
特に体が大きい方が使う場合は、浴槽も余裕のあるサイズにしておきたいところ。
浴槽の長さは140cm程度の物が望ましいでしょう。
浴室が狭すぎる、または広すぎるという失敗の声も多くあります。
浴室の断熱性を高めるためには、壁の内側に空気室を作るため、壁が厚くなります。
その分、浴室も狭くなるので、浴室に欲しい最低限のスペースを考慮して決めたほうがいいでしょう。
また、扉を折れ戸や引き戸にすると、浴室の広さを確保することができます。
また、必要以上に広すぎる浴室は、換気がしにくい、保温性が低い、掃除がたいへんといったデメリットもあります。
家族構成や入浴スタイルに応じて、適切な広さの浴室にすることをおすすめします。
浴室リフォームによって、以前よりもカビが出やすくなった、結露が激しくなったという例もあります。
水気の多い浴室は、水垢や黒カビなどの汚れが発生しやすい空間です。
最新のユニットバスは、カビや結露対策を備えた製品のほか、抗菌仕様の製品が多く登場している一方で、
タイル素材の浴室は目地部分に汚れが発生しやすいです。
リフォームの内容を決める際は、リフォーム業者に水垢やカビ対策に関する相談もしておきましょう。
浴室リフォームのためのカタログには、基本的な設備のほかにも、
ジェットバスやミストサウナといった、さまざまなオプションが載っています。
リフォームを検討しているときは、つい魅力的に見えてしまう機能も多いですが、
実際はそれほど使わないというケースも少なくありません。
特に、掃除やメンテナンスに手間がかかる設備もあるため、オプションをつけたい場合は慎重に決めましょう。
リフォーム業者とのトラブルとして多いのが、「見積書の内容と、実際の工事内容が違う」ということです。
これは、依頼者とリフォーム業者との工事に関する認識のずれが原因で発生してしまうトラブルです。
リフォーム業者とのトラブルは、浴室のリフォームだけでなく、
すべてのリフォームにおいて起こりうるので注意が必要です。
見積書をもらったらそのままにせず、担当者と工事内容について再確認することが大切です。
疑問点があれば、工事前に説明を受け、曖昧な部分がないようにしておきましょう。
また、浴室を解体した後に、配管工事やシロアリ駆除といった追加の工事・作業が必要な場合や、
工事中の変更などがあった場合も、必ず書面に残すようにします。
書面がない契約は、言った言わないのトラブルの原因になってしまいます。
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