2020.08.14
前回の続きからになります。
将来的に子どもは独立し、親元を離れていきます。
未来のリフォームも考えに入れて、シンプルなつくりがおすすめです。
プライバシーは必要ですが、完全に親の視線をさえぎってしまうのは問題ですので、
小窓の入ったドアを採用したり引き戸にしたりすれば、心理的な距離感は保ちつつ密室化を防げます。
子どもが独立したら、これからの二人の暮らしを想定してプランニングしましょう。
例えば、専業主婦の家庭で夫が定年して家にいるようになると、リビングは夫婦で共有する場所となります。
来客時などのために、おもてなしの場所としても必要な場所です。
仲の良い夫婦であっても、お互いに個人の時間は必要です。
広さに余裕があれば、お互いのコーナーなどがリビングにもあるとよいでしょう。
別々のことをしていても、同じ空間を共有しているという安心感があります。
子ども部屋を趣味室にリフォームするケースも増えています。
夫婦それぞれが個室を持てば、思う存分趣味に没頭できます。
書斎や趣味室をつくる際には、その部屋で何をするのか事前にはっきりさせておきましょう。
コレクションがあるのなら、陳列に適した内装にします。
ものづくりが好きならば、作業場所や道具置き場が欲しくなります。
長年続けている趣味があるのならば、工具や道具などのサイズに合わせて家具をオーダーするのも、
長年がんばってきた自分へのご褒美にいかがでしょうか。
寝室を共にしていたのなら、別にするのも方法です。
夫婦でも就寝時間はちがいますし、遅くまで趣味を楽しんでいたとしても相手に気をつかわずにすみます。
子どもが独立した後のリフォームでは、共有の空間と独立した空間とにわけることが夫婦円満につながります。
戸建てでは自由度が高いリフォームですが、
マンションの場合管理規約により制限があるので事前に確認をしておきましょう。
子どもがいるうちは子ども優先で、独立したら夫婦ふたりの暮らしに即したものにしましょう。
子ども部屋を趣味室にするのも良いですし、寝室を別にするのもお互いのペースを保てるため選ばれています。
どんな空間にしたいかのイメージが持てたら、
一度リフォーム業者に相談することで計画を具体的にするのがよいでしょう。
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