2021.01.22
築年数が経っていても大きな不具合が出ることが少ない洗面所は、
改築やリフォームを考える際に後回しになることが多い場所です。
しかし毎日家族が使う場所なので、リフォームによって使い勝手がよくなったり
雰囲気が明るくなったりすると一気に快適な空間へと変わり満足度の高いリフォームとなります。
キッチンや浴室と同様に、実は洗面化粧台も水を使う作業が多い場所です。
また歯磨き粉や整髪料、メイク道具などを使うことで気づかないうちにいろんな汚れがつきやすいです。
こうした汚れが毎日蓄積していくと取れにくくなるので、
内装材は汚れがつきにくい・ついてもとれやすい素材を選ぶのがおすすめです。
洗面化粧台のボウル部分に汚れの付きにくい素材を使っている商品は増えてきました。
デザインの好みにもよりますが、カウンター部分とボウル部分が一体成型で仕上げられているタイプだと
継ぎ目がなく、さっと掃除がしやすいです。
周辺に使う内装材もお手入れのしやすいタイプを選びましょう。
洗面化粧台の片方もしくは両方に壁があると思いますが、
水に強いタイプのクロスを張ると湿気によるカビの発生を抑えやすくなります。
最近はクロスではなく化粧パネルで仕上げるパターンも人気です。
表面がつるつるした素材なので飛び散った水滴はタオルでさっと拭けますし、
カビが生えないためクロスのように劣化が目立つこともありません。
見た目はやや味気なさを感じるかもしれませんが、
色や柄の種類は増えてきているので好みに合わせて選ぶことができます。
毎日使う場所としてお手入れのしやすさを優先するなら、
化粧パネルを張れば快適な状態で長く使うことができるでしょう。
また小さい子どもがいると洗面化粧台の前の床を水びたしにしてしまうことがよくあります。
耐水性が高いクッションフロアやフローリング材にしておくと、さっと拭けてストレスがたまりません。
メンテナンス性のよい商品を選ぶというのはとても重要です。
洗面室は手洗いや洗顔、歯磨き、ヘアセットやメイクなど身だしなみを整える空間であると同時に、
入浴前後に服を脱いだり濡れた体を拭いてパジャマを着る空間でもあります。
となると、この時に使うパジャマやタオルも洗面室内に収納した方が使い勝手はよくなります。
洗面化粧台を交換する際にタイプを選びますが、あわせて収納キャビネットを組み合わせられないかを検討しましょう。
トールタイプのキャビネットだと幅が狭くても高さがありますから、4~5人分のパジャマやタオルは十分収納できます。
また、カウンターにボウルを落とし込んだオープンタイプの洗面カウンターもおすすめです。
カウンターの下部がオープンになるので好きなデザインのかごやワゴンをセッティングできます。
取り出しがしやすいですし、オープンスペースですから湿気がたまりにくく掃除しやすくなります。
ただし扉がついていないので何を置いているかは丸見えです。
来客が多いご家庭だと置く物が限られるというデメリットがありますので、
自分のライフスタイルに合っているかどうかをよく考えて選びましょう。
洗面所のリフォームは、隣接する浴室などと同時に間取りを大きく変えるようなリフォームをしない限り、
既存の空間の中でレイアウトを考えることになります。
洗面化粧台のバリエーションは豊富になってきて、理想に近いプランを作り上げることも可能です。
リフォームは家族みんなが快適に使えるレイアウトを考えるとてもいい機会。
ぜひじっくり検討してみてください。
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