一戸建てのリフォーム相場とは
一戸建てのリフォームを検討する際には、どの程度の予算を考えておけば良いのでしょうか。
まとまったお金が必要になるだけでなく、費用を抑えるポイントや、
法律によって制限を受ける場合があることも視野に入れて予算を導き出しましょう。
間取りを変更することも可能
一戸建てのリフォームは、マンションなどのように天井や壁が隣接している場合よりも
自由にリフォーム内容を決めることができます。
キッチンの位置を変更したりするような、大胆な間取り変更も可能になるので、
夢のマイホームに近づける手法ともいえます。
ただし、建てられた工法によって、間取り変更できる範囲が異なるので注意しましょう。
特に木造軸組（在来工法）で建てられた一戸建ては、間取り変更の自由度が高いとされています。
家を支えている柱と梁は動かすことはできませんが、間仕切りとなる壁は壊すことができるので、
2部屋を1部屋にするリフォームなども可能になります。
プレハブ工法や、2×4（ツーバイフォー）工法などは、
壁で建物を支えている構造になるため、壁を取り壊すことができません。
その場合は間取り変更のリフォームも難しく、
同じ間取りで仕様を変更するなどのリフォームにとどまることが多いです。
予算をしっかりと出しておくことがポイント
リフォームの内容よりも、予算を最初に決めておくことが大切です。
決められた予算の中で、できるリフォーム内容をより良いものにしていく方法が、
リフォーム費用を抑えるポイントでもあります。
また、リフォーム内容において、どうしても譲れない点は明確にしておくと良いでしょう。
どのようなライフスタイルを望んでいるのかをしっかりと伝えることで、
専門家から費用を抑えながら安っぽくならない方法を提案します。
仮住まいの資金が必要な場合もある
リフォームの内容によっては、生活しながら工事できるものと、仮住まいが必要になるものがあります。
工事期間によっては、仮住まいで支払う金額も高額になってくるので、予算の中にしっかりと組み込んで計画しましょう。
また、リフォーム業者に仮住まいの期間を短くできるよう工程を組んでもらえるよう依頼することも可能です。
法律での規制も視野に入れておく
一戸建てのリフォームは自由度が高いですが、
自由にやり過ぎてしまうとさまざまな法律に引っかかってくる可能性が出てくるのでしっかりと確認するようにしましょう。
建築基準法や消防法といったものだけでなく、条例などによって規制されている部分もあるので注意が必要です。
増改築や回数を増やす地下室を作るといったことは、
違法建築になる可能性もあるので、しっかり相談しながら進めていくことが大切です。