賃貸物件の印象をアップさせるものといえば水回り関連の設備です。
入居者が賃貸情報を見る際に比較しやすいのが水回りであるため、競争力を高めるためにも水回りのリフォームは効果的です。
そこで、賃貸物件の水回りリフォームについてご紹介します。
水回りは入居者にとっても重要な設備
お部屋探しをしている方は毎日使う水回りはなるべく綺麗なところに住みたい、という思いがあります。
同じような条件の物件を複数比較した際、水回り設備が綺麗な物件を選ぶことも少なくありません。
逆に条件が良くても水回りが古いために決まらない、ということも起こります。
そこで、空室対策のためにも水回りをきれいにリフォームすると効果的です。
水回りリフォームは分譲並みにする必要はない
水回りリフォームをする際には分譲マンションの設備を参考にするのがおすすめです。
ただ、賃貸物件の場合は分譲マンション並みの設備を整える必要はありません。
例えばディスポーザーや食器洗浄機は使わない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、タッチ式混合水栓やIHクッキングヒーターなどはどなたでも使うことができます。
デザインに関してもあまり流行を追いすぎると少し年代が過ぎただけで古い印象を与えてしまいます。
賃貸物件の水回りではなるべくシンプルなデザインでどなたでも使いやすい設備を整える必要があります。
賃貸物件の水回りリフォームの費用相場
賃貸物件の水回りリフォームの費用相場は以下のようになります。
システムキッチンの交換:約50万円程度~約100万円程度
ミニキッチンの交換:約30万円程度~約50万円程度
トイレリフォーム:約10万円程度~約30万円程度
ユニットバスの交換:約40万円程度~約75万円程度
浴槽交換:約10万円程度~約50万円程度
水回りの設備にはグレードがあり、グレードにより費用が大きく変わります。
賃貸物件の場合は必ずしも高いグレードにする必要はありませんが、入居者が快適な生活を送れるような清潔感のある便利な設備を選ぶのがおすすめです。
水回りの設備を整えると競争力が高まる
リフォーム費用でもっとも費用がかかるのが水回りです。
特にキッチン、浴室は高額になる傾向がありますのでリフォームを先延ばしにしている大家さんも多いのではないでしょうか。
しかし、あまりにも古い設備のままにしておくと成約率が低くなる可能性もありますし、長期的に考えると適切なタイミングで交換しておいた方がその後の競争力を上げることができます。
空室対策の一環として水回りリフォームをしておくと最終的に有利に働くこともありますので、水回りが古いと感じてきたら思い切って交換してみてはいかがでしょうか。