年齢を重ねる中で、どんどん足腰は弱っていきます。
転倒を防ぐため・車いすでも自由に動き回れるように
バリアフリーにリフォームするのがおすすめです。
これからおうちを建てるというなら老後も考えての設計が大切です。
その時にドアは引き戸がおすすめなのです。
開けっ放しにできる
冬はともかく夏場は換気のためにもドアは開けっ放しにする方が多いと思います。
そこにもしも心地よい風が吹き込んできたら、強めの風だとドアが閉まってしまうかもしれませんね。
そうならないためにもドアストッパーはあるのです。
ただ今は特に不便に感じなくても、年を取ってから床についてあるストッパーを操作するのは
負担も増えていくことでしょう。
老後に楽なようにとバリアフリーにしてるのに、
ドアストッパーの手間は残って、これだと矛盾してしまいます。
風で閉まってしまう心配を減らすためにも引き戸がおすすめです。
転倒を防ぐためにも引き戸を
段差を減らして転倒を防ぐ、それがバリアフリーの目的です。
それがもし開き戸ならば、戸に引っかかってしまう危険性があります。
やはりバリアフリーとの矛盾につながります。
一方で引き戸にすれば、扉は壁の中に納まっていくため、
しっかり開けば車いすが当たることもなくなります。
やはりバリアフリーのお宅には引き戸がおすすめとなります。
実現できるかどうか確認を
ただ、引き戸を考えているのならば
その引き戸を引き込むためのスペースを確保する必要はあります。
バリアフリー工事と共にどんなお宅でも実現可能とはいきません。
他のお部屋との兼ね合い、壁にあったスイッチやコンセントを撤去したりと
リフォームをおこなうにはさまざまな問題点が浮かび上がってくるのです。
トイレや洗面所などの場合、
惹きこむスペースはタオル掛けとしてすでに利用されてたなんてこともありますよね。
設計士さんとしっかり話し合ってから実行しなければ、
逆に今の生活が不便になってしまうなんてこともあるので注意しましょう。
引き戸に取っ手は付けられない
引き戸は狭いすき間へと引き込まれていくタイプのドアなので、
障害物となる取っ手を付けることはできません。
出っ張りがひっかかってしまうのです。
洗濯物の籠を抱えている時には肘を使って器用にドアを開けていた、
という方もいるのではないでしょうか。
意外と見れば当然なのに忘れてしまいがちなポイントです。
バリアフリーを考える以上、引き戸は相性がよいです。
とはいえ、すでに開き戸で慣れているのに
新たにリフォームをとなると不便なこともあるかもしれません。