浴室のリフォームで失敗をしないためには、次の3つのポイントを押さえて、計画を進めることが大切です。
リフォームの目的をはっきりさせて、どのような浴室にしたいか具体的にする
リフォーム内容を決める際は、まずリフォームをしようと考えたきっかけや目的を明確にさせましょう。
「汚れが目立ちやすいのを解消したい」「浴室を広くしたい」「冬場の寒さが気になる」など、
リフォームによって解決させたいことをはっきりさせておくと、リフォーム業者もその目的に合った提案をしてくれます。
現在使っている浴槽をメジャーで測り、どのくらい大きくしたいのか考えたり、メーカーのショールームに行き、
浴槽のサイズやカウンターの高さなどを確認したりすることで、
どのような浴室にしたいのか具体的にするのもいいでしょう。
無計画にリフォームを決めてしまうと失敗もしやすく、快適な浴室の実現も難しくなってしまいます。
しっかりとしたリフォーム業者を選ぶ
浴室の工事は人の手によって行われるため、
工事におけるトラブルが起こるリスクがまったくないというわけではありません。
工事中またはリフォーム後にトラブルが起こるかもしれないことを想定し、
施工後のアフターフォローや保証期間が充実している業者を選ぶようにしましょう。
また、浴室のリフォームの実績が豊富であるかどうかも確認したほうがいいでしょう。
リフォームにかかる費用相場についても確認し、複数の業者で見積りを取ってから比較・検討することも大切です。
メンテナンスのしやすさも考慮する
浴室は、水垢やカビを防ぐためにも、きちんとした手入れやメンテナンスが必要となります。
とはいえ、日々掃除をきちんと行うのはなかなかたいへんです。
そこで、さまざまなメーカーが、掃除のしやすさを重視した製品を展開しています。
例えば、溜まった髪の毛やゴミを手軽に捨てやすい排水口や、水垢がこびり付きにくい加工が施された鏡などです。
自動洗浄装置がついている浴槽であれば、毎日の浴槽洗いの手間がなくなります。
また、浴室の水垢やカビの予防には、換気・乾燥の機能も欠かせません。
窓があったとしても、湿度の高い時期は自然乾燥だけでは十分に水気をなくすことは難しいのです。
そのため、リフォームをする際は、換気と乾燥機能の両方が備わった浴室換気乾燥機を設置することで、
浴室メンテナンスもしやすくなります。