リフォームのDIYを始める前に知っておきたいこと
リフォームのDIYは、少ない予算でお部屋の雰囲気をガラッと変えられる方法として人気です。壁紙の張り替えやペンキ塗り、収納棚の設置など、プロに頼まず自分でできることは意外とたくさんあります。とはいえ、いきなり大掛かりな工事に挑戦してしまうと、仕上がりに満足できなかったり、安全面で不安が残ったりすることもあります。まずは「自分でできる範囲」と「プロに任せるべき範囲」を分けて考えるところからスタートしましょう。特に、水まわりの配管工事や電気配線の工事などは、資格が必要なケースもあるため、DIYでは手を出さないのが基本です。
初心者におすすめのリフォームDIYアイデア
リフォームのDIYをこれから始める方には、次のような簡単なアイデアがおすすめです。
・貼ってはがせるリメイクシートで棚やテーブルの天板をイメチェン
・アクセントクロス風に、一面だけに壁紙やウォールステッカーを貼る
・ディアウォールなどの突っ張り式柱を使って、壁を傷つけずに収納棚を追加
これらは、道具も少なくて済み、失敗してもやり直しがしやすいのがメリットです。小さなスペースから試してみると、自分の好みやペースがつかめてきます。
道具と材料選びのポイント
リフォームのDIYをスムーズに進めるには、最初に必要な道具をそろえておくことも大切です。カッターやメジャー、マスキングテープ、ローラーや刷毛などの基本的な道具は、どの作業にも共通して使えます。また、塗料や接着剤は用途に合ったものを選びましょう。室内の壁を塗るなら、ニオイが少なく乾きやすい水性塗料が扱いやすく、初心者でも安心です。材料選びに迷ったときは、ホームセンターのスタッフに「リフォームのDIYで使いたい」と相談すると、適した商品を教えてもらいやすくなります。
リフォームのDIYで失敗しないためのコツ
せっかく時間と手間をかけてリフォームのDIYに挑戦するなら、できるだけ失敗は避けたいですよね。そのためには、「いきなり本番に手をつけない」ことが重要です。たとえば壁を塗る前に段ボールや余った板で試し塗りをして、色味や塗り心地を確認しておくと安心です。また、作業前には必ず床や家具を養生シートや新聞紙で覆い、ペンキやのりが付かないように保護しておきましょう。準備を丁寧に行うほど、仕上がりのきれいさに差が出ます。
計画とスケジュールを立てて進める
リフォームのDIYは、思ったより時間がかかることも多いです。仕事や家事の合間に少しずつ進める場合は、作業を「今日は養生まで」「週末に塗装」といったように細かく分けて計画しておくと無理なく続けられます。途中で疲れてしまい、中途半端な状態で放置してしまうとストレスの原因にもなってしまうので、短時間で完結できる工程ごとに区切るのがおすすめです。
安全対策と家族への配慮も忘れずに
最後に、リフォームのDIYでは安全対策も欠かせません。脚立に乗るときは必ず安定した場所で使い、無理な姿勢で作業をしないようにしましょう。小さなお子さまやペットがいるご家庭では、工具やネジ、塗料などを手の届かない場所に置き、作業スペースに近づけない工夫も必要です。リフォームのDIYは、上手に取り入れれば家族みんなで楽しめる取り組みです。無理のない範囲で少しずつ挑戦し、愛着の持てる住まいづくりをしていきましょう。