前回の続きから、台所のつまりの原因についてご紹介させていただきます。
台所の場合【原因】
▷長年の汚れの蓄積
台所は流す物が色々です。基本、水道水しか流さないのに・・・実は皆さん何気なく使用して色々なものを流してます。
1.油・脂
台所の排水溝最近は揚げ物の油をそのまま流しに流す方はほとんどいらっしゃらないでしょう。
それでもお皿、お鍋、フライパンを洗えば油は流れます。
又、お肉を茹でれば茹でたお湯の脂分も普通はそのまま排水口に流してしまいますね。
冷やして脂をすくってゴミで捨てる方はなかなかいないでしょう。ラーメンなどの残り汁でも一緒です。
日々の生活で油・脂をまったく流さないというのは難しい事です。
▷その他、日常流してしまう物
1.食材ゴミ
お料理や洗い物の時に流れてしまう食材ゴミ。
三角コーナーや排水口の受けカゴでかなり気を使っていても流れてしまうものもあります。
しかし、まったく意識しないよりも意識していればかなり流れる量は減らせるでしょう。
2.お掃除ゴミ
フライパンやお鍋、焼き網やガスコンロ、たまにお掃除をすると、黒いコゲかすや汚れがたくさん出ます。
それを排水口にそのまま流してませんか?細かいからと言って安心するとよくありません。
また、排水口のお掃除をする時にゼラチン状になったぬめり、ドロドロ汚れ、カビ、気持ち悪いからと言ってそのまま流してませんか?
これも流してしまえばつまりの原因になり得ます。
▷排水管、下水管自体の経年劣化及び汚れ
1.排水管(蛇腹ホース、S字パイプ)
蛇腹ホースやS字パイプの中は、細い分又、形状が複雑な分、油分が付きやすく、人間の血管のコレステロールのように水の流れる隙間が細く流れにくくなります。
2.下水管
下水管の中に油・脂分が付着して固まり、水の流れを悪くします。
また、古い下水管特に鉄管などは老朽化により管内が腐食しそこにゴミ等が溜り流れを悪くする事もあります。
3.屋外の下水マス
屋外の下水マスの中で固まった油・脂分やゴミなどによって流れが悪くなります。
※下水管や下水マスでの詰まりは屋内での溢れにつながりますのでご注意下さい。
▷排水管、下水管の構造
排水管や下水管は通常流れやすい様に流れて行く方を少しずつ下げて勾配をつけます。
建物も古くなってくると、ゆがみや経年劣化でこの勾配が変わってしまい、排水管、下水管の中に水が溜まってしまう事があります。
これによりポコポコの原因になってしまう事もあります。