家族構成の変化に合わせて、間取りも見直そう
今の住まい、間取りには満足できていますか?
家族が増えたりして生活スタイルに変化が訪れると、特に家事動線の難点が気になってくることがあります。
そんなときは、間取りリフォームで一気に解決!
リフォームというと内装や設備を一新する程度をイメージするかもしれませんが、
状況によっては大幅に間取りを改変することも可能なのです。
子育てと家事の両立がラクになるリフォーム
共働きの家庭で子どもが生まれると、子どもと触れ合える短い時間に家事も進める必要が生じます。
そこで、家事の場と家族の居場所の関係性を見直すと、暮らしがスムーズになります。
要望として多いのは「キッチンから子どもの様子が見えるようにしたい」というもの。
キッチン・ダイニング・リビングが壁で区切られている場合は壁を取り払ってワンルームに変える、
壁付けのキッチンは対面型に変えるなどすれば、料理や洗い物の最中も家族の様子がわかやすくなります。
減築で老後を見据えて生活をスリム化
家族の時期に応じて、適したリフォームがあります。
子育て期を過ぎ家族が減ると、2階の子ども部屋がムダなスペースになってしまうことが多いようです。
書斎にするといった用途変更もいいですが、思い切って2階を撤去する「減築」という方法もあります。
加齢によって階段の登り降りは苦痛になるので、1階だけで暮らしを完結できれば将来も安心。
使わない部屋が物置化したり放置されたりして傷んでいくのも気がかり……ということもあるでしょう。
家の規模を小さくした上で断熱性を高めれば、
快適なだけでなく光熱費などのランニングコストを抑えることにもつながります。
構造的な強さを高めることも視野に入れて
間取りを変えることで、建物の構造が影響を受けることがあります。
せっかくリフォームをしても耐震性が低くなることは、ぜったいに避けるべきであり、
むしろ、耐震性や断熱性といった建物の性能が高まることが理想です。
表面的にきれいにするだけでなく、既存家屋の状態を見極めるスキルや、
可不足のない構造補強を提案できるリフォーム会社に依頼することが大切です。
複数の会社を比較してみることをおすすめします。
どんな空間にしたいかのイメージが持てたら、
一度リフォーム業者に相談することで計画を具体的にするのが良いでしょう。