防災リフォームとは?
通常「リフォーム」というと、ご自宅の見栄えをよくしたり、機能を最新にしたりする目的で行うことが多いものです。
一方、近年の度重なる自然災害で注目を集めているのが、「防災リフォーム」です。
「防災リフォーム」とは、地震・台風や竜巻、豪雨などの自然災害に備えてご自宅を補強、補修し、
被害を抑えることを目的とするものです。
いざというときに大切な家族を守れる家にしておくために、具体的にどのようなリフォームができるのでしょうか。
地震による建物の倒壊を防ぐため、住宅の耐震性を高める補強工事が耐震リフォームです。
特に1981年以前に建築された建物は、旧耐震基準の元で建てられているため、耐震性が低いことが多いといえます。
ご自宅の耐震性を正確に知りたいという方は、まず耐震診断を受けてみましょう。
その上で必要があれば耐震リフォームをしておくと安心です。
豪雨や台風に備えるリフォーム
台風や竜巻、豪雨に備えるリフォームのポイントをいくつか挙げてみます。
窓ガラスの強化
災害時、飛散したガラスによるけがは避けたいものです。
強い力が加わっても割れにくく、万一割れても破片が鋭利になりにくい、防犯・防災用のガラスに換えるのが効果的です。
雨戸、シャッターを取り付ける
雨戸がない建物でも、リフォームによって後付けが可能です。
あっても普段使用していない方は、スムーズに開閉できるか確認し、必要であれば修理しておきましょう。
シャッターなら、雨戸よりもさらに手軽に取り付けられます。
雨とい
雨といには、建物が雨で傷まないようにする役目があります。
変形、割れがある場合は、交換することで建物を大雨から守ってくれます。
エネルギー確保のための対策
災害時には、生活に不可欠な電気や水がしばらく使用できなくなるかもしれません。
太陽光発電や家庭用蓄電池を設置することも、いざというときに役立つ防災リフォームの一つといえます。
電気が確保できれば、食料保存に必要な冷蔵庫が使えますし、何より不安感が軽減します。
水については、水道配管内タンクの設置という方法があります。
これによって常に新鮮な水が確保できます。
地震、台風、豪雨などの自然災害は、日本全国どこででも起こりえます。
我が家だけは大丈夫、という過信は禁物です。
大切なご家族の安全を守るためにも、防災グッズの準備と併せて、
ご自宅の状況に必要な防災リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。