現在の住宅に満足できていても増築リフォームを必要にすることがあるなら、ぜひ、こちらの記事に目を通してみてください。
増築リフォームのメリットやデメリットについて知ることにより検討しやすくなります。
増築について
今ある家(建物)を壊すことなく、平屋づくりから2階建てにしたり、敷地内に小さめの家をつくったりと、敷地内で建物の「床面積」を増やすことを「増築」といいます。
増築のメリット
建替えに比べるとコストを抑えやすいことです。
建替えの場合には、建物を解体しなければならず、その解体した建材などをすべて撤去する必要があります。
ほかにも仮住まいが必要になったり、引っ越し費用もかかってしまいます。
これらの費用が発生しない点はメリットでしょう。
また、家族のライフスタイルに合わせることができます。子どもが増えたり親の介護専用の寝室が必要になったりする場合にも、建替えることなく増築リフォームにて対応可能です。
さらに、中古住宅の場合には老朽化や耐震性能の改善などにもつながります。こうした安心安全性能の向上も増築リフォームのメリットになるでしょう。
ただし、中古住宅の場合にはその建物の状態によって修繕や補強費用の負担が発生することもあるため、注意が必要です。
耐震性の確認が必要
築年数が古い場合には、耐震基準を満たしていないケースもあります。日本は地震大国ともいわれているので、建物全体の耐震性は確保しておくべきです。
増築する部分だけ耐震性を満たしていても、既存部分が満たされていないと倒壊のリスクが高まることもあります。
できるなら、リフォーム会社に耐震調査を依頼し、既存部分の耐震補強も同時に行いましょう。このことは先に紹介したように「建物の老朽化」「耐震性能の改善」などの意味を含めての増築になるので、決してデメリットにはなりません。
増築リフォームのデメリットがあるとすれば、違和感でしょう。増築では、既存部分と新しい部分に一体感が出にくく、違和感が生じることもありますから、十分検討してから施工しましょう。
おわりに
増築のみならず、リフォームなら仕切りを取り外して広々としたワンルームにしたりと、床面積を増やさない施工も可能です。家族が増えるだけでなく巣立つことを考えると増築だけが選択肢ではありません。
リフォーム会社ならいろんなアイデアを提案してくれるので、まずは、なぜ増築したいのかを相談することからはじめてみましょう。